企業研究者の実情

企業の研究者というと、「上の指示に従って実験を進める」という先入観を持っていましたが、実際にどう研究者の方々が働いているのかを確かめたいと思い門戸を叩くことにしました。

いざ始めると、共通の目標に向かって、さまざまな分野の専門家が集まり、「こうしたらどうだろう」「別の視点で考えてみよう」と意見を交わしながら、一丸となってプロジェクトを進める。そのダイナミックなやり取りは、とても新鮮でした。特に、居室のあらゆるスペースには机と共有用のモニターのセットが所狭しと並んでおり、世間話をするかのような雰囲気でディスカッションにあちこちで花咲かせている光景が印象的です。

まるでRPGゲームで、異なる職業のスペシャリストたちが集まり、共通の敵を倒すために旅に出るような感覚。各々の得意分野を活かし相互補完することで、同じゴールに向かって進む。その一体感は、研究現場ならではの醍醐味だと思いました。

多様なバックグラウンドを持つ研究者が集まるからこそ、インターン生であっても専門家としてリスペクトされ、対等に意見を求められます。自分のアイデア一つで研究の方向性が変わる可能性がある。その責任感とやりがいは、想像以上に大きなものでした。

総括して、大学院で培う自律的に課題を発見し解決策を考えるという能力は企業で多くの人と共同して進める中でいかんなく発揮され、要求されるものであると実感を伴って学びを得る事ができました。また、自分は何が得意で不得意か、何が足りてないのかといった点も洗い出せ、研究室に戻った後も研究への姿勢や過ごし方などを考え直す機会になりそうです。

Information
  • 所属:大阪公立大学 大学院農学研究科 生命機能化学専攻
  • 学年:博士課程2年
  • 研修先:塩野義製薬株式会社
  • 期間:2カ月
, , , , , ,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です