精度よりも現場で使えるかどうか
私は、株式会社村田製作所で機械学習を活用した有機材料開発をテーマに、横浜みなとみらいの拠点でインターンシップを行ってきました。前々から知っていた有名な企業でしたので、そこでのインターンと聞くと決められた課題をしっかりこなす場所というイメージがあり、正直最初は少し身構えていました。
でも実際に始まってみると、課題設定の大部分をインターンの身である自分に任せてもらえ、普段の研究室での活動に近いものを感じ、いい意味で肩すかしをくらいました。
一番印象に残っているのは、中間報告のときのことです。自分は機械学習モデルの予測精度の向上を中心に話したのですが、社員の方々からの質問には「それは現場で本当に使えそうですか?」という角度のものが多く、そのギャップに新鮮味を感じました。
「精度が高いこと」と「現場で役に立つこと」が違う場面があると、頭でわかってはいたつもりでしたが、実際にそれを体感すると全然違う話でした。
野洲拠点への出張も手配してくださり、実験現場を見学できたのも楽しかったです。
自分が作っているモデルを使うことが想定される実験の社員さんとのディスカッションを経て、モデル精度が高いことが全てではないという研究室ではなかなか感じることのない教訓を得ました。

