数学の問題に書き換えるのが難しかった

本インターンシップではエアコンの室外機内にある配管の経路を適切に設定する課題に取り組んだ。従来は何度もシミュレーションを繰り返して適切な配管経路を決定していたが、その繰り返す手間を省く方法を模索することが私の課題であった。

私は数学専攻の学生だったので最初の1カ月は工学部の学生が習うような連続体力学の勉強から始めた。ある程度勉強が進むと課題の詳細がわかるようになった。そこからさらに1カ月以上時間をかけて本課題を数学の問題として書き下せるようになった。最終的には自身の専門分野を直接活用することはできなかった。特に応力が最小となるため配管経路が満たす必要のある方程式を導出することはできたが、それを解くための数値解析や偏微分方程式の知見を私は持っていなかった。

とはいえ今回の私が取り組んだアプローチは工学系の人々にとっては新鮮なものであったらしく、そこそこの高評価を頂くことができた。異分野の人間同士、大学と企業に在籍する者同士で意見交換や議論ができた貴重な機会であったと感じている。研究の裾野を広げたい人は企業へのインターンシップの参加を検討してみてほしい。

Information
  • 所属:京都大学 大学院理学研究科 数学・数理解析専攻
  • 学年:博士課程1年
  • 研修先:ダイキン工業株式会社
  • 期間:3カ月
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