博士の就活はいつ始める?企業就職は「今すぐ」じゃなくていい理由|アカデミア志望でも知っておきたい、博士キャリア準備の第一歩

論文に集中したい。だからこそ就活に踏み出せない

「博士論文の目処が立たないと、就活なんて考えられない」

「アカデミアにできれば行きたいのに、企業就職を決めるなんて早すぎる」

そんな風に感じている博士課程の学生は少なくありません。

実際、博士学生の就活時間は、修士学生の半分以下とも言われています。論文、学会発表、実験など、研究活動に日々追われるなかで、自分のキャリアを考えたり、ましては就職活動を始めるなんてことは、重たく感じられて当然です。

でも実は、【就活=企業にすぐ就職する話】ではありません!
研究を止めなくても、アカデミア志望でも、「今できること」があります。

自分自身の未来、いつ考える?

博士の就活は「決断」ではなく、「探索」から

「就活しなきゃ」と聞くと、「企業に入る覚悟を決めること」のように感じるかもしれません。
けれど、博士課程の就活はむしろ、「自分の研究や興味が社会でどう活かせるかを探る」ことから始まると考えています。
これは、論文を書くことや学会発表と同じく、自分の研究を外の世界とつなげる行為だと思いませんか?
つまり、「今すぐ就職先を決める」必要は全くないのです。

まずは、週に1回、月に1回でもいいです。以下の「探索」を始めてみませんか?

  • 企業の研究開発・価値創造への考え方を知る
    多くの企業では統合報告書や有価証券報告書等で、企業の現状やあるべき姿、目指す方向性を公開しています。どういった方向性のもと、どんな研究開発に力を入れているかをまずは調べてみませんか。
  • 就職サイトを見てみる:
    博士終了後の進路を探す場合によく使われる、研究人材のためのポータルサイトJREC-INの他、博士対象の就活サイトや、博士積極採用の企業も少しずつ増えています。どんな企業がどんな職種で募集しているか、博士に何を期待しているかをまずは調べてみましょう。
  • 博士卒の先輩のキャリア事例を読む:
    博士人材の民間企業における活躍促進に向けたガイドブック を2025年3月に文部科学省・経済産業省が発行しました。ここで同時に発行された「企業で活躍する博士人材ロールモデル事例集」も参考になると思います。
  • 大学のキャリア支援窓口で少し相談してみる:
    大学には必ず学生に対するキャリア支援をおこなっているところがあります。その大学向けのイベント情報・就活関連情報もありますし、専門の相談員が親身に相談に乗ってくれたりもします。情報を見に行くだけでも、ちょっと話に行ってみるだけでもOK。まずは行動してみよう。
まずは少しずつ、キャリアの選択肢を探索するところから始めてみませんか

今すぐ「就職活動」ができなくとも、未来の自分の選択肢を増やすための情報は集めておいて損はないはず!不安だけが高まって焦るよりも、今の内から少しずつでも始めてみましょう。

研究経験を活用できる博士キャリア開発―研究インターンという選択肢

博士課程学生にとってのキャリア開発の選択肢は、皆さんが思うよりも広がっています。
中でも注目されているのが「研究インターンシップ」という形。

これは、「就職活動」でも、「企業への就職を目的とするもの」でもありません。ご自身の研究経験・専門知識・研究力そのものを活かして、一定期間企業と共同で研究をおこなうプログラムです。

どちらかというと、「研究活動のフィールドを一時的に外に広げる」というイメージに近いでしょう。

例えば、C-ENGINEの研究インターンシッププログラムでは、

  • 1か月~数か月、大学院在籍中に参加できる
  • 自分の専門領域や強みに沿って企業とマッチング
  • 研究に集中するためカスタマイズで実施条件を調整

といった特徴があります。

大学外で、不安なく一定期間の「社会での研究経験」を積むことで、より明確にご自身が貢献したい社会課題が見つかる可能性があります。

🔗C-ENGINEの研究インターンシップについてはこちら

百聞は一見に如かず―可能性を拡げる体験

実際に研究インターンに参加した学生からは、こんな声が上がっています。

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大学で研究をしているときは、社会の中での自分の立ち位置や、卒業後のキャリアに漠然とした不安があったのですが、研究インターンシップに行ったことで、自分に求められている能力を客観視できるようになりました(詳細事例Vol.20

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研究インターンシップへの参加を通じて、企業に就職するのもいいなという風に考えることもでき、将来の選択肢が広がったという点では今回のインターンシップの存在はとても大きかった(詳細事例Vol.19

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インターンシップに参加するまでは、今後のキャリアパスをどうするか悩んでいました。具体的な社会問題に直接アプローチができるところは企業に行く最大のメリットだと感じましたが、安易な気持ちで選ぶのではなく、しばらくはアカデミアで研究を続けて力を貯えながら、自分が本当に貢献したい、本気で解決したい社会問題を見つけたい、と強く思いました(詳細事例Vol.15

研究インターンシップの経験が、最終的に企業就職につながるケースもあれば、逆にアカデミア志望を再確認する人もいます。

いずれにしても、「研究をしながら社会を知る」という機会は、自分の進路選択をより深く納得のいくものにしてくれます。

🔗その他の研究インターンシップの事例はこちら

キャリアは一本道じゃない。だからこそ「今できる小さな一歩」を!

博士人材のキャリアは実はとても多様です。
企業からアカデミアに戻る人、ポスドクを経て官公庁やスタートアップに進む人、海外に出て研究と実務を両立する人……。
一度決めたら終わり、ではなく、何度でも軌道修正できる時代です。

だからこそ、「今」の不安に押されて何もしないのではなく、「今できる小さな一歩」から始めてみてほしいと思います。

今日からできる3つのアクション

博士論文、アカデミア志望、就活への不安……
これらはすべて切実な問題で、すぐに答えを出せるものではありません。

だからこそ、今できることから少しずつ動き出す。その一歩が、未来の自分を助けてくれます。

C-ENGINEは、博士人材を社会とつなげる仕組みを整えています。
企業を知り、自分を知り、可能性を拡げるために、まずは情報を見てみることから始めてみませんか。

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