【連載】2022年度研究インターンシップ参加学生の声（第４回：後輩へのメッセージ前編）

2022年度に研究インターンシップに参加した学生からいただいた体験談（抜粋、一部改変）を連載して紹介します。

今回・次回は研究インターンシップ参加者から後輩へのメッセージです。以下のような声が多かったです。

働くことを知る

・長期の研究インターンシップは相当大変であった。しかし、企業の多大な協力のもと、今回のインターンシップで働き方を知る、今後どうしていくべきかを発見する等を高い濃度で経験することができた。頑張ってほしい。（九州大学M1）

・インターンシップに参加することで、働くことに対する漠然としたイメージを明確にすることができますし、同時に自分が将来やりたい仕事を見つけるきっかけにもなると思います。（奈良女子大学M1）

・インターンに参加したことで解析業務に興味を持ち，仕事にしたいと思うようになりました．1ヶ月と長いインターンなので，自分の興味があることに挑戦し，就職した後に続けていけるかを知れる良い機会だと思います．（金沢工業大学M1）

・限られた期間で，専門外の分野の研究を報告にまとめあげるのはハードですが，頭をフル回転させ，最後にまとめ上げて報告するのはやりがいのあることでした。（京都大学D1）

企業を知る

・研究者として働いていくにあたり、企業や大学や研究機関といった選択肢からどこを選ぶかの基準が明確になると思いますので、ぜひ積極的に参加してみてください。（筑波大学D2）

・世界のニーズを出口として研究のマイルストーンを設定する民間企業のスピード感は学ぶべき点が非常に多く、これを体感しやすい長期インターンシップへの参加は非常に有意義だと思います。（岡山大学D1）

・一つの会社でインターンシップに参加しても、その過程で他社のお客様と多く接することができ、他の会社の情報を得ることができます。 （京都大学D1）

・私自身のように、企業就職を考えているが企業研究のイメージがない・何の仕事をしたいのか分からない・何ができるのか分からない、という方にとって、インターンシップはとても良い社会勉強の機会になると思います。（大阪大学D3）

自分を知る

・皆さんが大学で身につけた知識と能力が絶対に企業で活躍できると思いますので、この機会を通して、企業への認識が深まるほか、自信も増すと思います。（筑波大学D2）

・普段の研究とは異なる分野でも自分の強みが生かせることがあると思うので興味があれば積極的に参加してみてはどうでしょうか（筑波大学D1）

・ほとんど何も知らない状況でも自分の力である程度勉強し、課題を設定しそれを解決する力が求められたのでやりがいを感じた。同時に自分が博士人材としての強みとして持てるのはこれなのではないかと思った。（奈良女子大学D2）

自分を変える

・大学の研究室といった一つの小さな場所にずっと留まっていると、思想や日々の過ごし方が固まってしまう。この問題を解決するために、定期的に普段と全く異なる生活をすることは効果的であり、インターンシップはそれを実現する良い手段であると思う。（大阪大学D2）

・実践的な環境に長期間，身を置くことで，あらゆる面で一回り大きい自分と出会えると思います。（京都大学D1）

・これから企業で研究をするならば早めに弱点を見つけ克服することが大事だと思います。この研究インターンシップはその一助になると思いますので参加することをお勧めします。（九州大学M1）

視野が広がった

・インターンシップで、これまで触れたことのない分野にも触れられて視野が広がりました。専門性にこだわりすぎず、新しいことにも挑戦してみてください。（奈良女子大学D1）

・インターンシップでは、自身の専門は勿論、専門以外でも興味があればチャレンジしてみることで選択肢を増やすことにつながるのではないかと思います。期間や場所など、自身に合うかたちのものがあれば、是非参加してみることをおすすめします。（奈良女子大学M1）

自身の研究に生かせる

・自身の研究を実際の産業課題にどのように応用されているか体験できるため、研究のモチベーションも向上すると思われます。（九州大学M1）

・自分自身が好きである、得意であると自負する分野に関して、参加する企業での研究にどのように活かせるのかについて深く考える機会となった。（奈良女子大学M1）

・実際にインターンを行ってみて、企業研究で要求される視点を学べたことで、その視点を踏まえた上で自分の専門や強みを生かして研究テーマを立て、研究を行うことが出来ました。結果的に、僕はこのインターンを通して自分の専門知識を深めることが出来たので、とても良かったと思っています。（京都大学D2）

次回も、研究インターン経験者から後輩へのメッセージについて紹介します。